動物病院で血液検査を受けたとき、
「CRPが高いですね」
と言われてドキッとしたことはありませんか?
- どこが悪いの?
- 大丈夫なのかな?
- 治療が必要なの?
そんな不安を少しでも軽くできるように、
この記事では CRPとは何か、何がわかって何がわからないのか を、飼い主さん向けにやさしく解説します。
🔍 CRPってなに?
CRPは 体のどこかで炎症や感染が起きたときに上がる物質 です。
イメージとしては…
🔥 体の中で小さな火事が起きたときに光るランプ
のようなもの。
ただしランプは光っても、
- 火事の場所
- 原因
- 炎症の“深刻度”
までは分かりません。
CRPはあくまで 「何か起きているよ」というサイン です。
🐶 CRPが高いとどんな症状が出るの?
CRPそのものが症状を起こすわけではありません。
体のどこかで炎症や感染が起き、その原因となる症状が出ます。
よくある症状は…
- 発熱
- 元気や食欲の低下
- 嘔吐・下痢
- 痛そうにする
- 皮膚の赤みや腫れ
- 咳
ただし、ほとんど症状がないのにCRPだけ高くなることもよくあります。
🩺 CRPで「わかること・わからないこと」
✔ わかること
- 炎症があるかどうか
- 炎症の強さのおおまかな目安
✔ わからないこと
- 炎症の場所
- 原因の特定
- 深刻度
- 低値=完全に安心かどうか
CRPは 短い時間で上下しやすい数値 のため、
「今日低い=もう大丈夫」というわけではありません。
獣医師の先生は、症状・身体検査・他の血液項目・画像検査などを組み合わせて
総合判断しています。
😊 CRPが高くても慌てなくていいケース
実は 軽い原因で上がることも多い のがCRPの特徴です。
✔ 軽い胃腸炎
一時的に上がり、数日で落ち着くことも。
✔ ワクチン接種のあと
正常な免疫反応で上がる場合があります。
✔ 歯周病
慢性的な口の炎症で軽度の上昇がみられることがあります。
✔ 皮膚炎・外耳炎
局所的な炎症でも値が動きます。
「CRPが高い=重い病気」ではありません。
まずは落ち着いて大丈夫です。
⚠ 逆に注意してほしいのは「症状」のほう
CRPの数字そのものよりも、
いまのその子の体調がどうか が重要です。
こんなときは注意してください:
- ぐったりしている
- 食べない
- 呼吸が速い・荒い
- 高熱
- 嘔吐・下痢がひどい
- 普段と比べて明らかに様子がおかしい
CRPが高いから危ないのではなく、
炎症を起こしている“本当の原因”が問題 です。
🙅♂️ CRPだけで判断しない方がいい理由
CRPは便利な指標ですが、“万能”ではありません。
CRPだけで診断できない理由:
- 場所がわからない
- 原因がわからない
- 罪の深刻度は判断できない
- 軽い炎症でも大きく動くことがある
- 深刻な病気でも上がらないケースがある
だからこそ、獣医師は
「症状+他の血液項目+身体検査+画像検査」
で総合的に判断しています。
❓ よくあるQ&A
Q:CRPが高い=がんですか?
A:違います。
がんで上がることもありますが、
感染症や炎症のほうが圧倒的に多い です。
Q:CRPはどれぐらいで元に戻る?
A:原因が落ち着けば、数日〜1週間ほどで改善することもありますが、一概には言えないです。
Q:検査結果はいつわかる?
A:
- 病院内に検査機器がある病院 → 当日
- 外注検査 → 数日〜1週間
🌼 まとめ
CRPは“体の中からのSOSサイン”です。
- 高いからといってすぐ重症とは限りません
- 低いからといって完全に安心とも言い切れません
- 大事なのは「その子がいまどう見えるか」
もし不安なときは、
「このCRPの値は、うちの子の状態とどう関係していますか?」
と獣医師さんに聞いてみてください。
その子に合わせた、いちばん適切な答えが返ってくるはずです。


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