フィラリアって聞くと
「怖い病気?」「飲み忘れたらどうしよう…」
そんな不安を感じる飼い主さんも多いと思います。
この記事では、動物病院で実際に使われている知識をもとに、
犬・猫どちらの飼い主さんにも分かりやすく
“フィラリアの基本”をまとめていきます。
🟡 そもそもフィラリアってどんな病気?
- 蚊が運ぶ寄生虫による病気
- 心臓・血管に寄生し、放置すると命に関わる
- 犬が圧倒的にかかりやすい
- 猫でも発症する
- 犬から人に直接うつることはない
- 人への感染は世界的にも極めてまれ(ズーノーシスだが、心配しすぎなくてOK)
🟡 どうやって感染するの?
- フィラリアに感染した動物を吸った “蚊” に刺されて感染
- 予防薬は「刺されないようにする薬」ではなく
体に入った幼虫を早めに駆除する薬 - だから 蚊を見なくなった後の1ヶ月後まで投薬が必要
- 地域によって蚊の季節が違うため、期間は病院の指示で
🟡 犬と猫では症状が違う?
🐶 犬の場合
- 咳
- 元気がない
- 運動を嫌がる
- 呼吸が荒くなる
- 進行すると命に関わる
🐱 猫の場合
- 症状がハッキリしないまま急変することも
- 咳・呼吸が荒い・突然の呼吸困難など
猫は「症状が目立たないまま重症化」することもあるため
猫でも予防はとても大切です。
🟡 検査では何を見るの?
動物病院では、主に次の方法でフィラリアの有無を確認します。
▶ 抗原検査キット
- 病院その場で10分ほどで分かる
- 春の検査はこれが基本
▶ 顕微鏡での確認
- ミクロフィラリア(子虫)の有無を見る
- 病院ごとに実施状況は異なる
🟡 予防薬の種類は?
🟢 錠剤タイプ
一般的な錠剤タイプ
🟢 チュアブルタイプ(おやつタイプ)
- 噛んで食べるタイプ
- おやつ感覚であげられる
- ただし、嚥下力が弱ったシニアには向かないことも
🟢 滴下タイプ(背中に垂らす)
- 皮膚に薬を垂らすタイプ
- 食べ物アレルギーがある子にも使いやすい
- 皮膚が敏感な子は刺激になることも
🟢 年1回の注射(犬のみ)
- 飲み忘れが多い子に向いている
- シニアの場合は体調を見つつ慎重に
🟡 どう選べばいい?
結論、その子に合ったものが一番。
- 食べるのが苦手 → チュアブル以外
- 皮膚が弱い → 滴下ではなく内服
- 飲み忘れが心配 → 注射
最終的には獣医師と相談して、その子に最適な方法を選ぶのがおすすめ。
🟡 投薬期間はどれくらい?
目安は
「最後に蚊を見た月の1ヶ月後まで」
- 暖かい地域では長くなる
- 寒冷地では短め
- 気温で蚊の活動時期が変わるため、最終判断は病院で
🟡 よくある質問(Q&A)
❓ 一回飲み忘れたけど大丈夫?
大丈夫。
まずは落ち着いて 病院に相談 を。
1回飲み忘れた程度で即トラブルになることはほぼありません。
❓ 高齢犬・高齢猫だけど予防したほうがいい?
はい。
免疫が弱っているからこそ予防が重要。
ただし体質に合わせて
- チュアブル
- 滴下
- 注射
など、負担の少ないタイプに変更することがあります。
❓ アレルギーがある子は?
ケースバイケースです。
- 食物アレルギー → チュアブルを避ける場合あり
- 皮膚が敏感 → 滴下が刺激になることも
獣医師と相談して、その子に合った方法を選びましょう。
❓ 猫でも必要?
必要です。
猫のフィラリア症は「症状が見えにくい」うえに、急変することもあります。
🟡 まとめ
フィラリアは
「正しく知って、しっかり予防すれば防げる病気」 です。
- 春の検査
- 夏〜秋の予防
- 体質に合った予防薬
この3つを押さえておけば安心。
もし春先に検査を忘れてしまっても大丈夫。
まずは動物病院に相談して、その子に合った方法を提案してもらいましょう。
あなたの大切な家族を守るために、
今年もフィラリア予防をしっかり続けていきましょう。

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